スズキコージさんの絵本『大千世界の生き物たち』の感想です

大人におすすめナンセンス絵本

 ペンで緻密に描かれたイラストが、どれも素敵で、額に入れて飾りたくなります。
 不思議な生き物がたくさんでてきますよ。

スズキコージさんの『大千世界の生き物たち』のストーリー

目に見えない不思議な生き物が、あちこちに住んでいる。そんな不思議な生き物が見開きで一匹?一頭?ずつ、絵絵と文章で紹介されています。


不思議な生き物がたくさん登場

この本は見開きで、1匹?一頭?の不思議な生き物が紹介されます。左側にその生き物の説明、そして右側にその生き物の絵が載っています。

なんと全部で71匹? 71頭?もいます(単位が決められない)。

スズキコージさんの絵は、モノクロのペンで描かれたものです。これが緻密で、雰囲気があって、めちゃくちゃ良いんです。

絵本ではないので、ストーリーはありません。

それに数が多いので、最初から順番に読むというよりは、パラパラとめくって、気になる生き物が見つかったら、文章を読むというのが良いと思います。

ちなみにわたしは、最初から順番に読みました。読み漏れるのが嫌だったので。

でも、途中で読むのがつらくなりました。いや、ひとつひとつめっちゃ良いんですけど、とにかく数が多いので。続けて読むものではないような。

やっぱりオススメの読み方は、気になるものをパラパラと見つけて読む方法です。


わたしのお気に入りの生き物をいくつか紹介します。

『ゼレファンタンケル』
真夜中になると、町に繰り出してきて、眠っている人が夢を見続ける粉をかけてまわる。顔は象っぽいが、ラクダに乗っている。
『ザランス・ファッター』
ビルと同じくらい巨大で、自動車の蒐集癖がある怪物。鼻の穴から超音波を出して、車を吸いこんでいく。
『ネンドン』
ロンドンの郊外、ネンドン村で産出するオブジェ用粘土怪物。制作後かってに形を変えたり、逃げ出したりしてしまう。
『ヒヤケドン』
白い肌の人間を見つけては、手当たり次第に日焼け色の絵の具のたっぷりついたハケで塗りまくる。本人は日焼けがきらいで色白。

絵がお見せられないのがとても残念です。僕の描いた絵だけ載せておきますね(本物はものすごくいいですよ)

スズキコージさんの頭の中を覗いてみたい

これだけのキャラクターをどうやって思いつくのか。

しかも文章もスズキコージさん作。

想像力が想像を超えている(表現が変?)。

例えば、わたしでも数匹であれば、考えられるかもしれません(絵は描けませんが)。

でも、この絵本では71匹/頭もいます。ひとつひとつの絵もとても素敵ですし、説明も面白い。
ほんと天才ですね(なんの天才だろう?)。

『大千世界のいきものたち』の復興版という位置付けだそうですが、生き物の数も増え、説明文も変わっているところもあるそうです。

(私は、『大千世界のいきものたち』を持っていないので、比べられていません)


大千世界の生き物たち
スズキコージ
出版社:架空社
発売日: 1994/5/1
本のサイズ:17.8 x 16.8 cm(タテxヨコ)
ページ数:71ページ
価格:1,900円+税(購入時の価格です)
登場生き物:ゼレファンタンケル、ムーン・ドッグン、フミキリン、ケズリィ、フンドーン、ビソス、カカシャ、ブマ、ヒノイヤグラン、ヤジウマン、ツララン、ザランス・ファッター、ボヤンコ、ミンゴール、シッポロパン、イタダキイ、ツギハギイ、テレフォネン、ベンチイ、ワマリル、ネンドン、カゲル、ガイトール、ペントロンザ、マンホールマン、ガイコツン、スモーケル、トーセンボウ、タダノリン、メトロウメン、ノンバスティ、ランドセルン、ラッパァ、ナンモーン、コーカンマン、マザー・パチコ、ボルボル、モーハッジュー、ドラガン、マスカン、フィッグ、メラルザイルン、ベーロ、セントロン、ギタン、ブトウス、スルーン、ネストン、ジャーン、ワイゾル、キャメラッド、トンブレラン、ヒヤケドン、タコール、ウミウマン、エリンバトラ、ポンプン・フェックス、モノホシザウルス、マドリアス、ダンボーン、サカダチン、ダイコーン、フトノトフ、カガミル、コトコトン、フリコウ、スキママン、ブラッキン、センリョール、ブッタ
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