高めなきゃいけないんですか?

日々のできごと、思うこと

「自分を高める」とか「自己成長する」とか、そんなフレーズを見聞きしたことはありませんか。職場だったり、本屋さんだったり、ビジネス系のウェブサイトでも見かけることがあります。今の自分に満足せず、より高みを目指し、努力を続けるなんていうと、とても素敵なことのように思われます。たぶん実際そうなのでしょう。

 でも、本当にそうなのかな、なんてことを考えます。人はそんなに成長しなきゃいけないの、本当に?なんて思ったりします。

 僕自身、虫のように生きたいと思っていて、そのことはちょっと説明が必要になりますが(今のところ、レタスを食べるときに、虫になりきって食べているだけですが)、まあ、ありのままでいいんじゃないのっていう感じでしょうか。少なくとも地球上で、こんなに勉強したり、練習したりしている生き物はいないですよね。その必要が本当にあるのだろうかってことです。もちろん場所や時代、状況で違うと思いますが(平和だから言えることですね)。

 とはいえ、例えば僕もフリーペーパーを作っていて、その過程や完成後には、まだダメだ、もっと良くしたいなんて、悩んだり、直したりしていますので、まあ自分もどこかで成長したいと思っているのかもしれません。

 いや、やっぱりそれは、自分を高めたいとか、自己成長とかではないでしょうね。そこにあるのは他の人に喜んでほしい、そのためにはもっと良いものを作りたい、そんな想いだという気がします。

 それも結果として自分を高めているってことなのか。承認欲求? 生存本能? おもてなし? まあいいや。

 考えが行ったり来たり揺れている今日この頃。

 歩きスマホがなくならないのは、人は今を生きる生き物だからですね。