リズミカルな言葉のリズムにのって、さまざまな猫の絵が楽しめます。ネコ好きの方にはもちろんオススメです。ストーリーは無いので、画集的かもしれません。本のサイズ小さめです。
スズキコージさんの『ねこのどどいつあいうえお』では色々な猫が楽しめます
「あいうえお」と五十音順に作られた歌(どどいつ)に合わせて、スズキコージさんがさまざまな猫を描いていいます。どどいつのリズム(七・七・七・五)も心地よく、絵を堪能できます。
猫をテーマにしたスズキコージさんのアート画集です。ストーリーはありません
「あ」から始まり、五十音順に作られたどどいつの歌に合わせて、スズキコージ さんの描いたさまざまな猫を堪能できます。
あれ、どうでもいいですが、「描」と「猫」って字が似てますね。
ちなみにこの本はサイズが小さいです。文庫本と同じサイズです。
それで1,300円なので、買うときにちょっと、うっとなりました。
文庫本と比べてはいけない気もしますが、この本は絵本というよりも、画集としての価値が高い気がしています。
とにかくスズキコージさんの絵が素敵なのです。
絵の描き方も色いろあって楽しめます。
外国の雑誌や切手を切り貼りしてそこに絵を描いているものとか、とくに好きです。
美しく、そしてスズキコージさんらしい躍動感や、なんじゃこれ感もある。どのページの絵も本当に素敵。
どどいつってあんまりメジャーではない気がします
俳句とか川柳よりは明らかに知られていません。若い人はまったく聞いたことがないかもしれませんね。
調べたところ、どどいつとは、江戸時代の末期に流行した流行歌で、七・七・七・五調で唄うもののことを言い、漢字だと「都々逸」と書くそうです。
「ど、ど、ど、どいつ」と口がすべってしまいそうです(だからどうした)。
作者の織田道代さんは詩を書かれている方のようですが、どどいつとの関係性はわかりませんでした。
趣味で「どどいつ」やってます、とか、学生時代「どどいつ大会」で県2位まで行きましたとか、何かあるのかもしれません。
※スズキコージさんの本は、廃版になっていたり中古で高額販売されている場合がありますので、ご注意ください。
織田道代 作 スズキコージ 絵
出版社:のら書店
発売日: 2005/2/1
本のサイズ:16 x 11.5 cm(タテxヨコ)
ページ数:95ページ
価格:1,300円+税(購入時の価格です)
主人公:猫
登場人物:人々
登場動物:猫