スズキコージさんの絵本『ウシバス』の感想です

大人におすすめナンセンス絵本

出てくる人みんな奇妙でシュール。声を出してよんでください。そしてとにかく、ウシバスの勢いはすさまじい。


スズキコージさんの『ウシバス』のストーリー

バス停でバスを待っている女性。その後、他の人も集まって、バスを待っていると、遠くから牛が走ってきます。牛ではなくウシバス。頭に旗を乗せたウシバスは、バス停で停まり、待っていた人たちを背中に乗せて走り出します。
勢いよく走り出すウシバスは、乗客が落ちても気にせず走り出し、そのまま海に飛び込んでしまいます。次のバス停についてた時には乗客はまったく乗っていませんでした。


シュールな会話、シュールな言葉


「クル?」っとバス停の案内板に向かって声をだす女性。

その後バス停にくる人たちもそれぞれ「ルク?」とか「ウシ?」とか「シウ?」とかなんとなくわかるような言葉を口にしています。

そして、飛ぶように走ってくるウシバスは「ウシバス」「シスバウ」とか言いながら走っていく。

とにかくシュールです。

なんなんだこれは?感がいっぱいになる。

この絵本の色は独特で、たぶんサインペンで塗られているような感じです。

もしかしたらベタな背景とかはサインペンではないかもしれませんが、ペンをくるくる動かして描いているように見えるところがたくさんあります。

こういうタッチの絵も、スズキコージさんの絵本にはときどきあります。

ウシバスに関しては、この色の雰囲気と勢いのあるお話がいい感じに(いい感じというのは、なんなんがこれは?感です)重なり合っていると思います。

 

ウシバスの運行状況は気になります


バス停の案内板がいいですね。表紙にもなっていますが、牛の顔が看板になっていて。気になるのは、その案内板に乗っている文字。

ウシバスのバス停(イメージです)


読めるように描いてはないのですが、数字だけは読めます。

その数字とそこに描かれている文字っぽい線から、すごくバスの本数が多い気がするのです。

やばくないですか、ウシバスの本数が多いって。

次から次へとどんどん、あんな大きなウシバスが来たら。
いや、もしかしたらウシバスにも色々タイプがあるのかもしれません。

小さいやつとか、白いやつとか。

絵本の中には描かれていない、そんなことも想像すると楽しいですね。


ウシバス
スズキコージ 作
出版社:あかね書房
発売日: 1995/4/1
本のサイズ:25.2 x 18.2 cm(タテ x ヨコ)
ページ数:24ページ
価格:1,165円+税(購入時の価格です)
主人公:ウシ(ウシバス)
登場人物:乗客、子供
登場動物:ウシ(ウシバス)、カラス、イヌ、サカナ、ウナギ
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